(症状と、その改善方法)

過換気症候群は過呼吸症候群とか、単に過呼吸とか言われることもありますが、パニック障害の代表的な症状になります。

具体的には、突然、呼吸がしにくくなり、息苦しさや動悸、手足の震え、めまいといった症状が起こります。

夜中に目が覚めた時に起こることも多く、周りに人がいないと、このまま死んでしまったらどうしようと不安になってしまうことが多いものなのです。
このため、救急車を呼んだりといったパターンになることも多いものです。

この症状は一見、外向的に見え、神経質性格ではないように思える人に起こることが多いというのも特徴になります。

芸能人の中にも、この症状に悩んだ経験のある人が多いように思います。

しかし、この過換気症候群も、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、呼吸や死の恐怖に対する「とらわれ」が薄れてくることで、少しずつ改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。

つまり、薬を飲めば、これですぐに治るという単純なものではないと言えるのです。




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